セラミック治療

• 透明感があり、自然な白さである

  

  セラミックの自然な白さは周りの歯と調和します。

  保険の白いもの（プラスチック）は、白いですが、平面的な白さで透明感もありません。お口に入れる前には綺麗に見えますが、お口の中に入って自分の歯と並ぶと違和感があります。

  それに対し、セラミックは自分の歯と並んでも違和感が無く自然に見えます。

• 時間が経っても変色・着色しない

  

  保険の白い歯は、このように変色します。

  白い歯でも、時間が経つと黄色く変色したり、色の濃い食べ物（タバコ、お茶、ワイン、チョコレート、カレーなど）の色を吸収したりして着色してしまうものがあります。保険の白いもの（プラスチック）は数年で黄色から茶色にするリスクが非常に高いです。

  それに対し、セラミックは、汚れても磨けばすぐに綺麗になり、変色も着色もしませんので、美しさを長く保てる素材です。

• 自分の歯の白さに近い白さを選ぶことができる

  詰め物や被せ物をお口に入れる際には、色を合わせていきます。
  保険の白いものは、色合わせしにくいですが、セラミックは、周りの歯と調和した色合わせが可能で、自然な口元を再現できます。

  

  

  一つの歯が白いよりも周りの歯と調和する白さが大切です。

• 金属を使わないので歯茎が黒ずむリスクが無い

  

  保険の歯は歯茎が黒ずんでいくことがあります。

  保険の治療で使われる銀歯や前装冠（金属の表面にプラスチックを使用し白く見せるもの）、コアと呼ばれる歯の土台は全て金属を使用しています。金属を使用すると、歯茎が入れ墨を入れたように黒くなったり、歯茎の境目が黒くなったりします。

  セラミックは金属を含みませんし、歯の土台にも金属を含みませんので、黒ずむリスクはありません。

長持ちするかどうか、というとセラミックの被せ物や詰め物自体について言っているように感じられるかもしれません。しかし、最も大切なのは、被せたところ、詰めたところにある自分の元の歯が長持ちするか、ということです。保険の治療は、再度むし歯になるリスクが非常に高く、セラミックは再度むし歯になるリスクを抑えることができます。

• プラークが付きにくい

  素材によってむし歯の原因となるプラークの付きやすさも変わってきます。セラミックは陶器のお皿をイメージしていただければ分かると思いますが、汚れにくく汚れたとしてもサッと洗い流せば汚れが取れます。実は天然歯（自分の歯）と比べてもプラークが付きにくい素材です。つまり、それだけむし歯リスクが低いということです。
  それに対して、保険の銀歯（金属）や保険の白い歯（プラスチックもしくはプラスチックの混ぜ物）はプラークが付きやすくむし歯になりやすいという欠点があります。

• 腐食しない

  保険のパラジウム合金には、銀が48%、銅が18%含まれています。銀も銅も口腔内では腐食する素材です。詰め物や被せ物が腐食すると、歯との間に隙間が生まれ、そこから唾液とともにむし歯菌が侵入し、再度むし歯になってしまいます。

  

  保険の歯を患者さんの口から取り外すとこのように腐食してしまいます。